説明
全30変奏からなるゴルトベルク変奏曲の中で唯一短調が置かれる、ト短調の第15変奏です。3の倍数ごとに配置されたカノン変奏の一つで、5度の間隔をとった2声部が鏡像のように上下反転しながら進行する精緻な仕組みを持ちます。116秒・524音という規模ながら、変奏曲集全体に潤いを与える内省的な一曲で、前半部の終わりに深い陰影を添える役割も担っています。
主題と変奏形式で書かれた作品群。一つのテーマが様々な形に変化していく様子を楽しめる
楽譜提供: Mutopia Project
作曲家について
ヨハン・ゼバスティアン・バッハ (1685-1750)
ドイツ・バロック音楽を代表する作曲家で、音楽一家バッハ家に生まれ、ライプツィヒの聖トーマス教会カントルを長く務めました。対位法の頂点を極めた作曲技法で知られ、「平均律クラヴィーア曲集」や「インヴェンション」など鍵盤音楽の基礎を築きました。本サービスには多数のコラール編曲やアリアを含む229曲を収録しています。
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