説明
雷鳴と稲妻を題名に掲げた、ヨハン・シュトラウス2世の「ポルカ・シュネル」(急速なポルカ)です。1868年に発表された作品324(Unter Donner und Blitz)で、ウィーンの舞踏会のために書かれた多くの舞曲の中でも、今日特に演奏機会の多い一曲です。
管弦楽版では打楽器が雷の轟きを表しますが、このピアノ版ではそれが低音の強打やトレモロに置き換えられています。ト長調・4分の2拍子で、約3分14秒、2454音。1秒あたり12〜13音の密度で、ポルカらしい速い2拍子が全体を貫きます。音域はト1からイ6までです。
軽やかな旋律と嵐を表す力強い低音を、速いテンポの中で弾き分ける機敏さが求められる上級曲です。トレモロは腕に力を入れると続かないため、手首を柔らかく保つことが大切です。トレモロや強打の箇所をA-Bループで区切り、再生速度を落として左右の役割を手の色分けで確かめてから、元の速さへ少しずつ近づけていきましょう。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ヨハン・シュトラウス2世 (1825-1899)
ヨハン・シュトラウス2世は1825年から1899年に活躍したオーストリアの作曲家で、「ワルツ王」と称されています。「美しく青きドナウ」をはじめとする数々のワルツやオペレッタ「こうもり」で知られ、ウィンナ・ワルツを芸術の域まで高めました。本サイトには「Thunder and Lightning」など2曲を収録しています。
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