説明
ジョゼフ・アッシャー(1829〜1869)はオランダ生まれのピアニスト・作曲家で、ロンドンとパリで活動し、華やかなサロン向けピアノ曲を数多く書きました。「アリス、どこにいるの?」はアッシャー自身が作曲した歌曲で、19世紀後半のイギリスで広く親しまれました。この曲は、その旋律をもとにしたピアノ独奏用の作品です。
変ニ長調、4分の3拍子。主題の旋律を示したあと、装飾的な走句や分散和音で飾りながら何度も形を変えて扱っていく、サロン音楽によく見られる構成です。演奏時間は約6分、音数は3660と大規模で、音域もC♯1からA7まで鍵盤のほぼ全体に広がります。旋律を中声部に置き、その上下を分散和音で包む書き方も聴きどころです。
上級レベルで、長さと音数の両面で持久力が求められます。最大の課題は、細かい装飾音型の中で主題の旋律を常に聴こえるように保つことです。鍵盤の両端近くまで使うので、88鍵のピアノが必要です。再生速度を落として手の色分けで旋律を担う手を確かめ、華やかな走句はA-Bループで区切って練習すると、全体の流れを崩さずに仕上げられます。
特定の曲集に属さない単独のピアノ小品を集めたカテゴリ。多彩な性格を持つ作品が391曲並び、気軽に聴き比べられる
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作曲家について
ヨーゼフ・アッシャー (1829-1869)
オランダに生まれ、パリやロンドンで活躍したサロン風ピアノ音楽の作曲家です。19世紀半ばの上流家庭で愛好された、優雅で親しみやすい性格小品を数多く手掛けました。当時流行した人気歌曲の旋律を基にした華やかなパラフレーズ様式を得意としました。本サービスに収録の「アリス、いずこに」は当時人気を博した歌曲の旋律を基にしたサロン小品です。
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